OAuth 2.0(認可の委譲)とは?おーおーすにーてんぜろ
OAuth 2.0(認可の委譲)とは、利用者のIDとパスワードを渡さずに、別のサービスへ資源への限定的なアクセス権だけを預ける仕組み(Web側の認可の標準)。認可サーバが発行するアクセストークンに、対象範囲を示すスコープと有効期限を持たせる。何をしてよいかを決める認可の規格であって、誰であるかを確かめる認証の規格ではない。
最終更新:2026-10-06
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連携のたびに他社サービスのIDとパスワードを預ける運用では、預けた側は全権限を渡すことになり、取り消すにはパスワードを変えるしかなかった。権限を用途と期間で切り出し、いつでも個別に取り消せる形にしたのがOAuthである。機器をクラウド越しに音声アシスタントや他社アプリへつなぐ場面が増え、組込み側でもトークンの保管と失効の扱いが設計対象になった。
具体例
Amazon Alexaのスキルと家電を連携させるアカウントリンクはOAuth 2.0で行われ、利用者が家電メーカー側のログイン画面で同意すると、Alexa側には「その機器の操作だけ」のトークンが渡る。パスワードはAmazon側に渡らず、連携を切りたいときは家電メーカー側で当該アプリの許可を取り消せばよい。
試験での引っ掛け
「OAuthでログイン」は本来の用途ではない。アクセストークンは資源への許可を表すだけで、利用者が誰かの保証を含まないため、本人確認にはその上に載るOpenID Connectを使う。トークンは持っている者が使える持参人型なので、機器側では平文でフラッシュに残さず、更新用トークンと合わせて保護領域に置く。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
SAML(Security Assertion Markup Language)の説明はどれか。
正解:異なるインターネットドメイン間で利用者情報を共有してシングルサインオンに利用するための、XMLをベースにした標準規格
要点:SAMLはXMLで認証情報を交換しドメイン間SSOを実現する
SAMLは、認証や属性、認可に関する情報(アサーション)をXML形式で記述し、認証を行うIdPとサービスを提供するSPの間で安全に受け渡すためのOASIS標準である。これにより組織やドメインをまたいだシングルサインオンが実現でき、各サービスが個別に利用者を認証する必要がなくなる。認可の委譲を扱うOAuthや、URLを識別子とするOpenIDとは目的が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。